当店にはじめてお越しになったお客様がいちばん疑問に思われるのがうな重の種類です。

 

鰻屋さんでは大抵「松・竹・梅」もしくは「並・上・特上」

というような並びになっているかと思います。

ご存知の方も多いかと思いますが、鰻屋さんのこういった場合のメニューの違いは鰻の量の違いです。

梅が一尾なら松は一尾半といった具合です。

 

ところが鰻屋さん側の仕入れはもう少し込み入っていて、何匹で1キロかという鰻のサイズ指定+量という発注の仕方をします。

このサイズ指定が当店の「五本口」「六本口」になります。

ただこの言い方は初代の頃の呼び方でいまでは五本口は5P、六本口は6Pといいますが。

 

五本口であれば五尾で1キロ、一尾約200グラム。六本口であれば六尾で1キロ、一尾約180グラムの鰻。これを何キロという発注の仕方をしています。

つまり五本口と六本口には一尾あたり約20グラムの差があるのです。

 

20グラムの差が多いか少ないかは別として、このサイズの生き物が体重一割大きかったり小さかったりすると、脂のノリや肉質、骨のや皮の硬さが変わってきます。

当店は多くの鰻屋さんと違い、蒸し時間が短いのも特徴のひとつでして、そうなると特に上記の違いを感じていただけると思っております。

五本口は脂が良くのって身厚でジューシー。六本口はふっくらと柔らかくとろける様な舌ざわり。

 

当店のうな重は一人前に対して必ず一尾。

お客様がいらしてから割き、焼いて蒸してタレ焼きします。

鰻本来の味わいをお客様に届けたい。そんな想いで作った献立が当店の「五本口」「六本口」なのです。

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